女性泌尿器科とは
女性の泌尿器疾患に対する診察を行います。頻尿や尿失禁、骨盤臓器脱など女性の生活に関わる治療を行います。
このような症状でお困りではないでしょうか?
- 動いたり、咳をすると尿が漏れる
- 尿が近い(頻尿)、こらえられない
- 膣から丸いものが出てくる(骨盤臓器脱) など
【NEW】干渉低周波 頻尿・尿失禁治療器“ペリネスタ Périnéesta”を導入しました。
*お電話にて予約を受け付けております。
詳しくは「干渉低周波 頻尿・尿失禁治療器“ペリネスタ Périnéesta」のページでご確認ください。
診療する主な疾患
過活動膀胱(OAB)/切迫性尿失禁(UUI: Urgency Urinary Incontinence)
過活動膀胱は「急に我慢できないような尿意が起こる」「トイレが近い(頻尿)」「急にトイレに行きたくなり(尿意切迫)、我慢できずに尿が漏れてしまうことがある(切迫性尿失禁)」などの症状を呈する疾患です。初診では問診以外に、腹部超音波検査、残尿量の測定、血液検査、尿検査などを行います。これらは比較的簡単な検査です。その他には、尿流測定、パッドテスト、ストレステストなどがあります。治療には、薬物療法、行動療法(生活指導、膀胱訓練、骨盤底筋体操等)などが中心ですが、難治性の過活動膀胱に対しては、ボツリヌス療法、神経変調療法、膀胱容量の増大を目的とした膀胱拡大術などの外科的治療があります。
膀胱炎
一般的には若い女性に多く見られます。女性の外陰部にいる細菌が尿道から入って膀胱粘膜に付着、繁殖して起こります。通常は菌が入っても、膀胱の感染防御機構が働いて膀胱炎にはなりませんが、次のような要因が重なると膀胱炎になりやすくなります。
腹圧性尿失禁
女性の正常な体では、お腹に強い力(腹圧)がかかった場合、「骨盤底筋(こつばんていきん)」という筋肉が、膀胱と尿道を支えることで尿道が締まり、尿が漏れるのを防いでいます。腹圧性尿失禁は、この骨盤底筋が弱くなったり傷んだりすることによって尿道をうまく締められなくなり、尿漏れを起こす疾患です(そもそも女性の尿道が3~4cmと短いうえに、真っすぐな形状であることも影響しています)。40歳以上の女性の4割以上が経験していると言われます。
骨盤臓器脱(POP:pelvic organ prolapse)
女性の骨盤内臓器(膀胱、子宮など)は、多くの筋肉・靭帯・膜で支えられています。 これらが出産で傷ついたり、女性ホルモンの減少につれて弱くなったりしてくると、臓器脱が起こってきます。 骨盤臓器脱は、過去に多産・難産だった経験のある中高年の女性によく見られます。
更年期と排尿障害
更年期の女性には、過活動膀胱などの排尿障害を認める機会は比較的多く、閉経してからの期間が長くなるにつれて増える傾向があります。
プラセンタ点滴療法(メルスモン注射)
当院では「更年期障害、乳汁分泌不全」の方に限り保険適応での診療を行っております。更年期障害の適応年齢は、45歳から59歳までです。
プラセンタは英語で胎盤のことを指します。プラセンタは各種栄養素や生理活性物質が豊富なため、様々な薬理作用を持ちます。
- 自律神経調節作用
- 基礎代謝向上作用
- 免疫賦活作用
- 抗疲労作用
- 抗アレルギー作用
- 血行促進作用 など
当院では、「更年期障害、乳汁分泌不全」の方に限り保険適応での診療を行っております。更年期障害の適応年齢は、45歳から59歳までです。
適応年齢外および、美容やアンチエイジング目的の方は、保険診療外(自費診療)となります。
同意の得られた方のみ(同意書取得)に対して、治療を行います。